梅雨の胃腸不調は湿気が関係する?食欲不振・胃もたれを整える東洋医学の養生
- 6月20日
- 読了時間: 4分

梅雨になると、食欲が落ちる、胃もたれしやすい、体が重だるいと感じる方が増えます。
東洋医学では、梅雨時期の胃腸不調には「湿気」と、胃腸の働きを担う「脾」の弱りが関係すると考えます。
鍼灸や漢方、食養生を通して、ご自身の体質に合った梅雨の過ごし方を知ることが、不調をためこまないための一歩になります。
梅雨になると胃腸不調が出やすい理由
梅雨は湿度が高く、気温や気圧の変化も大きい季節です。外の湿気が多くなるだけでなく、冷房や冷たい飲み物によって体が冷えやすくなり、胃腸に負担がかかりやすくなります。
この時期に、食欲がわかない、胃が重い、胃もたれしやすい、便がすっきりしない、体が重だるいといった不調を感じる方は少なくありません。
特に、もともと胃腸が弱い方や冷えやすい方、疲れがたまりやすい方は、梅雨の影響を受けやすい傾向があります。
「食べすぎたわけではないのに胃が重い」「朝から体がすっきりしない」というときは、胃腸だけでなく、湿気や冷え、巡りの状態も合わせて見直すことが大切です。
東洋医学で見る「湿」と「脾」の関係
東洋医学では、梅雨時期の不調に関わるものとして「湿(しつ)」という考え方があります。
湿とは、体に余分な水分や重だるさがたまりやすい状態を指します。
湿がたまると、食欲不振、胃もたれ、むくみ、眠気、体の重だるさなどにつながることがあります。
また、東洋医学では胃腸の働きを「脾(ひ)」と関係づけて考えます。
脾は、食べたものから体に必要な気血を作り、余分な水分をためこまないように巡らせる働きと関わるとされています。
脾の働きが弱ると、水分の巡りが滞りやすくなり、湿がたまりやすくなると考えます。

梅雨の湿気は、この脾の働きに負担をかけやすい季節です。
さらに、冷たい飲み物、生もの、甘いもの、脂っこいものの摂りすぎが重なると、脾胃が冷えたり重くなったりして、胃もたれやだるさが出やすくなることがあります。
ただし、同じ梅雨の胃腸不調でも、湿がたまりやすい方、冷えが強い方、ストレスで胃が張りやすい方、疲労で消化力が落ちている方など、背景は一人ひとり異なります。
そのため、体質に合わせて整え方を考えることが大切です。
鍼灸・漢方・食養生で梅雨の体を整える
東洋一心堂鍼灸院では、梅雨時期の胃腸不調に対して、食欲、胃もたれ、便通、むくみ、冷え、睡眠、疲労感などを丁寧に伺い、その方の体質に合わせて施術を考えます。
鍼灸では、お腹や背中、手足のツボを用いながら、脾胃の働きや気血水の巡りを整えることを目指します。
漢方の視点では、湿がたまりやすい方、脾胃が弱りやすい方、胃腸が冷えやすい方、気が不足して疲れやすい方など、状態に合わせて整え方を考えます。
梅雨の不調といっても、すべての方に同じ方法が合うわけではありません。
食養生では、冷たい飲み物や生もの、甘いもの、脂っこいものを摂りすぎないよう意識することが大切です。
温かい汁物、しょうが、ねぎ、しそ、みょうがなどの香味野菜、胃腸にやさしい消化のよい食事を取り入れると、梅雨時期の体を支えやすくなります。
無理にたくさん食べるよりも、温かく軽めの食事をよく噛んでいただくことが、脾胃をいたわる養生につながります。
まとめ
梅雨の胃腸不調は、湿気や冷え、東洋医学でいう脾の弱り、巡りの滞りが重なって起こることがあります。
東洋医学では、湿をためこみにくい体づくりと脾胃をいたわる養生を大切にし、鍼灸・漢方・食養生を通して一人ひとりの体質に合わせた整え方を考えていきます。
ご相談について
梅雨になると食欲が落ちる、胃もたれしやすい、体が重だるいと感じる方は、季節の影響を受けた体の状態を見つめ直してみることも大切です。
東洋一心堂鍼灸院では、鍼灸・漢方・食養生の視点から、その方に合った梅雨時期の体質ケアをご提案しています。
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