女性疾患
子宮筋腫
子宮筋腫とは
子宮の筋肉組織の一部が変化してできる良性腫瘍が子宮筋腫です。生体内の組織や細胞が生命活動の制御に反して過剰に増殖して出来た組織塊を腫瘍と言い、悪性腫瘍と良性腫瘍があり、悪性の代表的なものを癌、良性の代表的なものを筋腫と呼んでいます。
悪性腫瘍は進行し、転移して周辺細胞を破壊し拡大・拡散し、末期に至ると生命に関わることが往々ですが、良性腫瘍は他の組織に影響を及ぼすことなく、発症部位で成長するに留まり、生命にかかわること事態は極めて稀です。
子宮筋腫は成人女性の25%前後が発症すると言われるほど罹患率の高い疾病です。その殆どが30歳~40歳代ですが、20歳以下や閉経後の女性にも発生することも稀にあります。近年の統計では患者数が増えつつあると報告されています。
これには検診の普及、意識の向上により外来診で発見される機会が増えたことが挙げられます。また、生活習慣の欧米化もその理由の一つと考えられています。
これは日本より欧米の方が子宮筋腫の患者数が多いことから、その食生活や生活習慣に関わりがあるのでと言う発想に基づいています。
子宮筋腫は遺伝性ではありませんが、家族内で発症例が多いことからも、やはり食生活や生活環境による影響があるのではと言われています。
しかし、子宮筋腫の出来る原因は確かとは分かっていませんが、その発育には女性ホルモンのエストロゲンが関係していると言われています。
それは子宮筋腫の芽と言える小さな筋腫核が思春期に出来はじめ成長と共に徐々に大きくなり、性成熟期(20歳代~50歳代)に最大となり、閉経に伴い縮小することから、卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンが筋腫の発育に深く関わっていると考えられるからです。
子宮筋腫の症状
子宮筋腫は自覚症状がない場合も少なくありません。また発症部位によりその症状や軽重に違いがありますが、一般的な主な症状としては下記のようなものです。
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月経異常:月経過多・月経痛・頻発月経・不正出血
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貧血症状:鉄欠乏性貧血・動悸・めまい・息切れ・倦怠感
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その他症状:頻尿・排尿困難・便秘・腰痛・不妊症・流産など
子宮筋腫は良性の腫瘍で、筋腫が生命を危うくさせることはありませんが、放置しておくと10Kg以上に発育してしまうこともあります。
筋腫が肥大化することにより、周囲の臓器を圧迫して便秘症や頻尿を招き、月経時以外に不正出血し下腹部痛や腰痛などで辛い思いをすることになります。
また、尿管を圧迫して腎臓から膀胱に尿が流れにくくなり、腎臓に障害を起こすケースもあります。子宮筋腫自体が悪性腫瘍(癌)に変異することはありませんが、ごく稀に周辺臓器が肉腫などの悪性腫瘍を発症する場合があります。
いずれにしても専門医の診断を受け、適切な対応が必要です。
当院の子宮筋腫の鍼灸治療
婦人科の一般的な子宮筋腫の治療法としては、初期は経過観察、自覚症状や適応症により薬物療法や外科療法(摘出手術)行われています。薬物療法には副作用が伴い、摘出手術には不妊の危惧が持たれます。
鍼灸治療により子宮筋腫が劇的に縮小し早々な完治は大きく望めませんが、当院独自施術の「于式子宮筋腫の鍼灸治療」により多くの患者さんが悩んでおられる辛い症状がまず緩和されます。
施術を重ねるごとに体質が改善され、血行が促進し、ホルモンバランスを調整し、様々な自覚症状が快方に向かいます。不正出血や月経異常で悩んでおられる方、便秘や排尿困難や腰痛などで憂鬱で辛い思いをされておられる方、不妊症や流産を危惧されておられる方、当院の女性施術者になんでもご相談下さい。
女性ならでは理解でき、親身になれることが沢山あります。
是非、安心してお越し下さい。
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