病気の治療 ― 白斑症

白斑症とは

皮膚科学会では正式には「尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)」と呼ばれます。一般的に「白斑」と言われているものはこの「尋常性白斑病」のことです。これは遺伝性のものではなく後天的に何らかの原因で皮膚の色が部分的に抜けて白くなる比較的発症例が多くみられる病気です。発症は子供から高齢者までの幅広い年齢層に及び、尋常性とは「普通に・よくありふれた」という意味です。白斑病と呼ばれますが内臓疾患症状はなく、あくまでも皮膚に現れる美容的症状で、皮膚科では三大難治皮膚病と称され治りにくい治療効果の得難い皮膚病として挙げられます。


白斑化する原因は明らかではありませんが、皮膚の最外層にある表皮のなかのるメラニン色素をつくる細胞(色素細胞)が消失するために、皮膚の色が抜けて白くなるメカニズムは分かっています。仮説の域に滞っていますが、色素細胞に対する自己抗体ができて色素細胞を攻撃するために消失するという自己免疫現象による発症、神経系統の異常による発症、皮膚の活性酸素を除去する機能が低下し色素細胞が壊れて発症する等、諸説あります。

また自己免疫現象の推測原因としては生活環境の変化・ストレス等の外因、症状の進行を早める要因としては、過度な入浴・洗浄、洗い落し不足の石鹸分、カフェイン(コーヒー・茶)・アルコールなどの摂り過ぎ、洗濯後衣類に残留する洗剤などの化学物質が影響していると考えられています。最近では大手化粧品メーカーの美白化粧品による発症が報道され、社会問題となっています。

皮膚科による治療

皮膚科の一般治療化学療法としてはステロイド薬、ビタミンD3、タクロリムスの投与。物理療法としては紫外線療法があります。紫外線のなかでも、中波長(UVB)の極め狭小範囲の周波数の紫外線を照射するナローバンドUVB療法が効果を発揮することが分かってきました。また症状とインフォームドコンセントにより表皮移植手術が行われるケースも増えてきました。

当院の白斑病の鍼灸治療

日本でもかつては、「しらこ」「しろなまず」などと呼ばれていましたが、古い中医学書にも「白癜(しろなまず)」「白癜風(はくでんぷう)」「白駁(はくばく)」の記載があります。

皮膚科学会でも自己免疫現象の身体内部の支障が一因と考えられていますが、東洋医学の最も基本的な教えはあらゆる皮膚病は病的身体状態の現れとして発症すると言うものです。

それは難解な理論は別としても、誰でも経験的に知っていますが、過労や寝不足が肌荒れを招き、食あたりで湿疹が出たり、アレルギー体質の人がそれぞれのアレルゲンで蕁麻疹を発症することなどがその現れです。

 

白斑病の鍼灸治療においてもこの中医学の皮膚も各々臓器と経絡によりつながっているという理論の基づき、まず関連経絡に働きかけ、支障を起こしている身体各部の気血の調整から始めます。続いて発症経緯・現症状などから判断し、皮膚幹部に直接鍼灸治療を施すことで効能を発揮します。白斑病は外見の色素剥離以外の症状はありませんが、そのことによるストレス・不安感・焦燥感などが原因となり、新たな心身の不具合を発症してしまうことが危惧されます。従って何より早期治療と生活改善が必要です。鍼灸治療は単に白斑を治癒させるだけではなく、身体全体に働きかけ治療するのです。

長期に渡るステロイド治療で疲弊し不安をお持ちの方、美白化粧品をお使いになり発症してしまいお悩みの方、取敢えず当院の白斑カウウセリングをお受け下さいましたら、自信をもってお助力させて頂けると存じます。

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